6月 282007
台湾新幹線が本格営業を開始した。
台湾向けの車両、700Tは日本の700系と500系新幹線を参考に新しく設計されたそうだ。細かな改良も施されており、台北から左営(高雄)までの2時間は快適な旅となった。
台湾出張で乗車する事となった。
台北駅では専用の自動改札口に切符を入れてホームに行こうとするが、入口のエスカレーターは封鎖されていた。「時間がくるまで待合室で待つように」と女性駅員に指示された。
殆どが制服を着た女性駅員で、「20分前からホームに案内しますのでしばらくお待ちください」とアナウンスも入ったので、まるで飛行機の搭乗ゲートのようだった。
エスカレーターでホームに降りるとLED発光の案内板に従っていくだけで乗車できるよう、動線がしっかりしていたので迷う事なく指定の車両に着けた。
座席は客室最後尾だったので日本の新幹線なら客室扉の自動開閉が煩わしいところだが、
700Tは扉の開閉ボタンを押さないと扉が開かないようになっていて無駄な開閉がなく、快適だった。
また、客室の扉付近には荷物置き場が用意されていて、大きなスーツケースも複数収納できるようになっている。日本では通路に荷物を置く場合もあるので専用スペースは有難い。
従来、台湾中部への移動はバスや在来線で3時間近くかかっていたが1時間で移動できるようになった。 高雄と台北間では飛行機と移動時間に差はないが、身分証明書とチケットの準備、ライターなどの危険物破棄、機内手荷物と預け荷物を分類、等の煩雑な準備があるのと、チェックインの時間的余裕が必要なことも考えると改札を通るだけの新幹線のほうが圧倒的に楽だ。
苦にならない大満足の移動だった。
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